紅蓮の鬼




〈つーかお前、淋から『燃やして使いものにならなくしてやる』って言われてんだろ〉


天使が退屈そうに胡座をかく。


――言われたけど何を?


〈あ?〉


――何を使いものにならなくされんの?


《そらぁ、子孫をつくるために必要なやつだろ》


悪魔が鼻をほじっている。


――まじでェ!!?脳ミソとかじゃねぇの!!?


〈そもそもお前に脳ミソなんてねぇだろ〉


《天使のクセにキッパリ言うな~》


〈こいつの場合、キッパリ言っても分かんねぇんじゃねーの?〉


――お前ら何の話してんだよ


〈ほらな、分かってねぇ〉


《……………》






< 362 / 656 >

この作品をシェア

pagetop