紅蓮の鬼
「…………」
さて、こいつらをどう調理しようか。
俺はさっきまで生きていた動物を見つめる。
包丁とかの代わりなら、自分の爪でなんとかなるけど。
……水が欲しい。
なんて考えていると、淋が戻ってきた。
服に雪がたくさんついていた。
「あ、おかえり」
「…あ、あぁ」
彼女は俺がここに居ることに少し驚いているようだった。
「あの子、知り合い?」
「知らん。倒れていた」
「ふーん…」
俺は淋らしいな、と思って口角を上げた。