紅蓮の鬼


「最後は〝人鬼〟」


「…じんき」


「ワタシらのような一番人間に近い鬼だ」


ワタシは「そして、」と続ける。


「鬼の中で一番短命な種族でもある」


ただ、淡々と言った。


それを聞いて、南は目を見開く。


「短命って…」


「まぁ、千年も生きたら十分だろ」




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