同居人はNo.1ホストー3ー完
もう一人は、嫌だよ。
これ以上、辛い想いなんてしたくない。
もう、アンタなしの人生なんて送れないよ……
あたし……尚希が、側にいないと生きて行けない人間になっちゃったよ。
けれど、アンタはあたしがいない人生を選んだんでしょ?
大人の事情?社会の事情?……そんなの仕方ないことだって分かってる。
だけど、嫌なの。あたしガキだからー……そんな理由で別れたくない。
結ばれなくなっていい。第二でもいいから……アンタの側にいさせて。
今、あたしの頭の中で考えていることは最低な行為。
「尚希……あたしの体…尚希にあげるっ……」
未練がましい。……自分でも呆れるほど思った。