同居人はNo.1ホストー3ー完
顔を真っ赤にして叫ぶ女とは真逆に尚希は、冷静な声で言った。
「悪いけど……行けねぇーわ。」
断ったのが、ちょっと意外で少し驚く。
女を見ると、ますます顔を赤くさせた。
(何でよ!?
この女より、あたしの方が先に約束したじゃない!!)
そう言って、あたしに指を向ける女。
すると、尚希は面倒くさそうな表情をして女を見た。
「ハッ?
当たり前だろ。
だって、コイツは俺様の女なんだよ。」
グイッ……
そう言って、掴んでいた腕を引っ張って引き寄せた。
(………っっ………
尚希は、この女が好きなの!?)
身長差が、あるあたしは見上げて尚希の顔を見た。
「さっきも言ったけど、コイツは俺の女。
俺様は、捺海にマジで惚れてんだよ。」
抱き締められているせいか、尚希の声が真上から聞こえて来る。
「後……もう、俺お前らを抱りしねぇーから。」
えっ…………?
驚いて顔を上げると……尚希の表情は、真剣な表情をしていた。
(何でよ……!?)
「そんなの決まってんだろ。」
尚希は、そう言ってあたしを見下ろした。
「俺は、コイツの悲しむ顔は見たくねぇーんだよ。
俺様は……コイツに笑っててもらたい……だから、俺様は捺海以外はもう触れない。」
尚希は、そう言ってフッと笑った。
そんなことを言われて当然、あたしはー……
キュンとした。