青春電車
「そうなん―」
「谷!あんた西高のお嬢様に
ナンパなんて、バカじゃないの!?
も~ごめんね、キモイよねぇ」
私が谷君に返事を言おうとすると
向かいの席に居るはずのサキさんが
目の前に居た。
「なんだよ、ナンパじゃねーし
友達だよ!アイちゃんは」
谷君が言い返すとサキさんは
笑った。
「それ、あんたの一方的だって!
ねぇ、アイちゃんって言うの?
可愛い名前~!私、水川咲
宜しくね」
私の手を握りほほ笑んだ。
「あ、ハイ!宜しくお願いします」