青春電車

「う、うん
メールするね」

私がぎこちなく答えると

咲ちゃんは電車を降りて行った。

「どうしよ・・・」

ぼそっと独り言で呟いた

つもりが谷君にも届いていた。

「サキと仲良くなれば亮介は
友達の彼氏

仲良くならなければチャンスが
無いわけでもない

さーて、西高の頭がいいアイちゃんは
どうするかなぁ?」

意地悪そうに笑う谷君を

私は軽くにらんだ。

「わかるわけ・・・無いじゃん」

気晴らしに音楽でも聞こうと

携帯を触ると、谷君が携帯をとった。

「ちょ・・・!何するの?」
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