危険な瞳に恋してる
「……由香里……さんか……」
………話しから察するに、紫音が好きだった、前の彼女だ。
……今はもういない……
彼女の夢を見るから。
紫音は働きづめで。
倒れるように眠るのかな……
……いつか。
そんなに好きだった、由香里さんのコト……
わたしに、教えてくれる………かな?
紫音の白い頬に、わたしはそっと口付けた。
と。
……そのとたん。
閉じられていた、紫音の目が。
開いた。
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