そうして全部溶けてしまえばいい。

「ねぇ、明日クラス会やろうと思うんだけど、どう?!」

「いいねー!!いくいく!!」

「朝乃は?来るでしょ?」



暖かな陽気が心地いい昼休み、購買で買ったメロンパンをかじりながらぼんやりしていると、横に座っていた実加子が急にあたしの名前を呼んだのでびっくりした。


「え?!な、なに?!」

「もう!!人の話はちゃんと聞く!!」

前に座る智紗に眉間にしわをよせてお説教された。

「ゴメンゴメン!!で、何だって?」

あたしは笑顔で誤り、話の続きを要求する。

「だーかーらー、クラス会!!来るよね?」

智紗がずいっと前に身を乗り出して楽しそうに尋ねる。


あたしはバレないくらい少しだけ背中を後ろにそらせた。
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