seven kisses
隼人が満足そうな笑顔を見せた時には、もう遅かった。

鎖骨のすぐ下には、しっかりキスマーク。

大人になった隼人の、子供っぽい抵抗。

こんな目立つ所に付けられたら、合コンどころか、明日から着る服に困るんですけど........



でも、笑っちゃう。

愛し方は大人になっても、する事はやっぱり可愛いままなんだ。

まぁ、それだけ愛されてるんだよね。

許してあげるしかないかな.......



「これじゃ、名前書くよりタチが悪いよ。」

「いいじゃん。これなら合コン行ってもいいよ。」

「もう........。」



そんな天使みたいな顔で笑われると、怒れない。

甘ったれなのも、私に対してだけなら、このままでもいい.......

ううん、このままの方がいいかな。
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