seven kisses
「沙絵~!こっち~!」



敬志が手招きしているのが見える。

言われるままにグラウンドに降りてみると、あっという間にチームのメンバーに囲まれた。



「敬志の彼女?」

「そう、よろしく。」

「可愛いじゃん。どこで知り合ったんだよ~?」

「何処だっていいだろ。」

「照れんなよ。名前は?」

「あ、沙絵です。よろしくお願いします。」

「名前までカワイイ。なんか、敬志、ムカつく!!」



笑いが巻き起こり、みんな笑顔になっている。



「今日は、敬志、かっこいいトコ見せようとして呼んだんだろ?もう、むちくちゃ活躍しろよ~!」

「うるせぇ、言われなくても大活躍してやるよ!!」
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