seven kisses
来週で、私は22歳になる。

直紀は私を喜ばそうとして、それなりに誕生日のプランを立てては、いるみたい。

死ぬほど撮り溜めたアニメをチェックする合間に。



「今日も早めに起きて、出かける支度しながら二本見てきちゃった。どんどん見ないと溜まる一方だから、時間を有効に使わないとね。」

「ふ~ん。」

「オタクに暇なし!、ってか。」

「.....ねぇ、来週の金曜日って、何の日か知ってる?」

「当たり前じゃないですか。」

「でも、そんなに忙しいんじゃ、どんな風にお祝いしようとか、ゆっくり考える暇ないよね。」

「そんな事ないよ。それとこれとは別だから。」

「ほんと.......?」

「もちのろんでしょ。」
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