seven kisses
その日は、その後、カラオケしたり、ゲーセンに行ったり、ネットカフェに行って直紀のおすすめのアニメをみたり.......

ダラダラといろんなことをして、朝まで一緒に過ごした。

普通のカップルとはちょっと違うのかもしれないけど、これが私たちのペース。

頼りないようでいて、いつもお兄ちゃんみたいに私を守ってくれる、優しい直紀がやっぱり好き。



「ねぇ、週に50本も見てたら、会う時間なくなっちゃうよね?減らせないの?」

「50本は第一話だけだよ。一話目がつまんなかったら、二話目からは見ない。だから、毎回録画してるのはその半分くらいかなぁ。」

「ふ~ん。それでも見るの大変じゃない?」

「まぁ、好きでやってる訳だし、自宅警備してると思えばね。」

「何?それ?」

「いいの。ねぇ、瑞希も今度一緒に見ようよ。そしたら、瑞希と会える時間も、アニメ見る時間も増える。」

「.......。」



ま、たまにだったらいいけどさ......
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