恋の行方〜甘い約束〜
『はぁ…もういいや、それで…。花梨ちゃんて相当鈍いよね…』




「えっ!?なんで純君までそんな事言うの?私、そんなに鈍くないよ!」




よく藍ちゃんとかに言われるけど、運動神経はそんなに悪くないし、足だって速いほうなんだよ?




『運動神経とかじゃないよ。一応言っておくね。…花梨ちゃん今そういう事考えていたでしょ?』




「な、なんでわかったの!?」





『はぁ…これから大変だ…まずは花梨ちゃんに悪い虫が寄って来ないようにしなくちゃ…』





ブツブツ言う純君を小首を傾げて見た。





『花梨ちゃんは気にしないで鈍いままでいていいよ?俺がしっかり見張っておくから。』






「????」





『わかった?』






「…うん」





念を押されて、何の事かわからなかったけど、とりあえず頷いておいた。
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