大切な人 -永遠なんて存在しない-
すれ違い

由香side



次の日
少し教室が騒がしかった。

「どしたの?」



尋ねた子からは、返事がなかった。

教室からは「おめでとう」とか「お似合い」とか色々聞こえてきた。

誰かと誰かが付き合ったのかな。
おめでとう。
私は、心の中でその二人をお祝いした。



しかし
皆に囲まれてた二人を見て、頭の中が真っ白になった。

目の前にいたのは、瞬くんと昨日の子。

皆が私に気づき話すことを止め…教室が静まり返った。


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