認めないから!
「そうだな。
だってほら。」
あ!と南の声の後にすぐさま頭の上から軽いリップ音。
え?
「――こんな簡単にキス出来る。」
な、な、な、……
「何するのよ、バカ!」
私は店でキスをされた恥ずかしさと大声を上げて注目された恥ずかしさで思いっきり急ぎ足で店を出てしまった。
「あ、会計……」
気づいたのは店から走り去って10分後のことだった。
私はまた重い足取りで店へ向かう。
……あぁ、当分あの店は行けないな…