あなたなんて、大嫌い


「いえ、私も言い過ぎました。すみません。
最初に…先輩に話を聞いてもらえて嬉しかったです。
ありがとうございました」


そう言って頭を下げると、先輩が慌てて声をあげた


「やめてよ、千里ちゃん!!俺は本当に何にもしてないんだから!」


「いえ、まだきちんとお礼言ってなかったですから」


そう言うと先輩は照れたように頭を掻いた


「そういうとこが好きなんだよ」



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