虹色の恋☆★
悠斗side
居酒屋を出て2人で並んで歩く。
「星海さん家どこ??」
「あっ。もう少し真っ直ぐ行ったらあるアパートです。」
「じゃあ俺んちと結構近いかもなぁ。」
偶然ですね。なんて言って星海さんが笑う。
この子の笑顔は癒される。
この前まで組んでた先生は、50代女性のベテラン教師。
良い先生ではあったが、やはり気を使う。
女性の若い先生と組むのは初めてだから、自分がしっかりしなくちゃいけないと思っていた。
だけど星海さんは、見た目よりずっと気が利くし頼りになる。
たまに抜けてるところがあるんだけどね。
一年間楽しく過ごせそうだ。