虹色の恋☆★


やっぱり彼女は抜けている。



「もう一度かばんの中探そうか。」



小学生を相手している気分だ。


一緒に探したが見当たらない。


「もしかして、居酒「あっっ!!!!!!学校の机の中かもしれないっ!!!」



思い出したように彼女は言う。


今朝ポケットに鍵を入れっぱなしにしていたらしく、なくさないように机の引き出しにしまったようだ。



「学校じゃもう入れないな。」


俺がボソッとつぶやくと、


「今日は野宿か。」


とつぶやく声が聞こえた。



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