モラルハザード
だってそのままその事務所に登録したけど
ほとんどモデルの仕事なんてなかったし
なんとか一年契約でモータショーのコンパニオンの仕事にありつけたくらいで
モデルの仕事というと
すぐに捨ててしまわれそうな広告の片隅に小さい写真で載るとか
小さな会社のパンフレットの写真だとか
それくらいの仕事しかなかった。
正直、こんなのでモデルって言えるのかって、感じ。
あ、そうそう、でもとてもお金になる仕事があったんだ。
際どい水着を着て、際どいポーズをする仕事。
これがけっこういいお金になった。
そしてその際どいポーズを撮影する撮影会なるものがあって
決して女にモテそうにないオタクな男たちが
写真をとりまくる。
もちろん高額な撮影料を払ってだけど。
そこはお触りこそなかったけど
カメラを持ったオタたちの舐めるような視線が身体にまとわりつくようで
思い出しても気持ち悪くて吐き気がする。