求*幸福~愛しい人はママだった~【完】


「私…こうして翔哉とメールや電話で話して、互いのことを知ってきて…今はそれが嬉しくて…幸せ、感じてる。紗彩との毎日にも、ハリがでて…更に頑張ろうって気持ちになって……」長くなっていったん言葉をきると、小さく、優しい「ん…」という相づちが聞こえた。




「私は、まず、人として翔哉が大好き、です……男性としては…正直…まだよくわからない…でもっ、あなたを知りたいって、近づきたいって…思ってる…」「彩乃…めちゃめちゃ嬉しいよ…ありがとう」



恥ずかしさを我慢して自分の気持ちを素直に口にすれば、翔哉はもっと素直に言葉にしてくれる。



「…私も…ありがとう…」



「じゃあ…気分良くなったし!!お互いに明日も仕事だしっ、お休みしよう、な?」「はい…」「お休み…彩乃…」「お休みなさい…翔哉…」

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想い出と同じように彩乃は眠りについた。






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