求*幸福~愛しい人はママだった~【完】

「翔哉、おはよう。いやぁね、一ファンからの熱烈なお届けものだよ…」そう言って怒りを抑えられない様子の社長が、体を避けながら俺にあるものを見せてくれた。



そこにはそれぞれの彩乃に赤×と『死』の文字の付けられた、ネットに公開されてしまった最初の3人のと、彩乃達の保育園のと、最後にはいつ撮ったのか、ばれてしまったらしい彩乃のマンションのベランダに出て洗濯物をいじってる写真が……………



俺は今回のことでこの時初めて、心の底から恐怖を感じて、背中に冷たいものが流れた気がした。



「社長……これ…ヤバいっ…ですよ、ね?」出した俺の声は自分でも驚くほど小さく震えていた。



「あぁ…これはこのまままずい、さっき警察に届け出た…七谷さん、だっけ、彼女と話がしたいといってる、俺も直接会いたい。連絡をとってくれ…だが、お前とは、その後はしばらくは会わない方がいいな。小さいお子さんに何かあっては…取り返しがつかないからな。」













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