求*幸福~愛しい人はママだった~【完】


あれからホテルでの生活を続けたが、特に動きもなく、ネットの騒ぎも、年末年始特有の高揚感や他の話題の影になり、警察から実家に戻ることを許された…もちろん、行動の監視付きではあるが。



また、紗彩と一緒に居られてホッとした。

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年が明けて、社長から連絡があり、勤務を再開していいと連絡をもらい、感謝した。



紗彩は、母達が念のためと昼間は預かってくれることになり、保育園には2月からまたお願いすることになりそうだと伝え、1月8日から主に裏方として、勤務した。



翔哉とは、電話やメールて話すが、会うことは控えた。



動きがないとはいえ、行動が知られやすい翔哉と会えば、二人同時に危険な目に遭うかもしれないから。



店では、社長はじめ従業員からは、『会見みました、応援してます』的なコメントをもらい、迷惑をかけた彩乃を温かく迎えてくれ、思わず泣きそうになった。





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