Yucky☆マニア~Special Fan book~


柔らかい伊織の体

髪から香る、シャンプーの香り





ずっと欲しかった

ずっとコイツだけが欲しかった






「悪いな、伊織。
今日は優しくできる、自信がねぇ……。」







大切にしたいと願うのに
いつも傷つけてしまう、俺




部長の方がはるかにオトナで
魅力的で





俺は絶対に選ばれないと思ってた。






だけど……
コイツは選んでくれたんだ。





「しゅーちゃんが……好き。」






初恋を永遠にするために
伊織は戻ってきてくれた。




俺の胸のなかに
戻ってきてくれたんだ。






「ん……、あっ……。」


伊織の口から漏れる声がいとおしい。




コイツの口からだらしなく流れるヨダレも


コイツの大事なところから溢れ出る蜜も



何もかもがいとおしい。







ぐちゃぐちゃに乱れて
ボロボロになってる伊織の頬に口づけて、俺はこっそり囁く。






「愛してる、伊織……
もう、離したりしない……。」





< 28 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop