SUN or RAIN②




あたしは男子を掴んでいた手を離した。




「どうしますか?



もう一発くらいたいんですか」




あたしがニッコリ笑うと男子は走って逃げた。



女子が大丈夫だったから良かった。




「ありがとうございました」



と言って女子は歩いて行った。




時雨君をほっといたことに気付き振り返ると、

時雨君が呆気にとられた顔をしていた。




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