SUN or RAIN②
「誰かに取られないかっていつも不安になる」
「大丈夫だよ……」
時雨君しか見てないよ、なんて恥ずかしくて言えなかった
だから手をぎゅっと握った
気持ちが伝わるように……
「これからのこと何も考えてない……
どっか行きたいとこある?」
「……うーん」
「ないならココでちょっと涼んでいかないか」
「うん、いいよ」
時雨君ずっと忙しそうだったから疲れてるはずなのに……
あたしのために……
嬉しかった……