Special

Ren's side



ピピピピピ

カチッ


携帯のアラームが鳴り、それを止める。夕方の4時だ。
俺の仕事はこれから始まる。


シャワーを浴びて、香水を軽く付ける。
髪の毛はそこそこにセットして、メールや電話のチェック、返信。
スーツに着替えたら家を出る。


仕事に必要なものは



携帯と、体があればいい。



今日は平日。
だけどイマドキ平日だろうがなんだろうが客は来る。

見たことある顔の女。
初めて会う女。

指名してくれる女は特別扱い――――のフリをする。





「レン~!会いたかったぁ~!!!」


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