傍にいさせて
「ど、して…」
『…?』
私が小さく声を発したことで、5つの視線すべてが私に向いたのが分かった。
「私、が…聞いちゃ、いけないことなんですか?」
「夏恋ちゃん…?」
湊くんが戸惑いの声を上げるけど、それに構わず両手で顔を覆い、想いをぶちまけた。
私が、汰斗さんたちのことを詳しく聞くのは、いけないことなのか。
この間の男たちは何なのか。
私が、一緒にいてもいいのか……―――――
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