最後の恋なら






そして


やはり美羽のところへ行く



「美羽!」



ドアを開けると



また美羽がホワイトボードを抱えて俺に見せてくる


ボードには【バイト初日おつかれ!】
と書かれている



相変わらず可愛いな



「ありがとー!」


俺は美羽の頭を撫でてあげる




「楽し?」


「あぁ、楽しいっちゃ楽しいけど
今日は比較的忙しかったらしい
死ぬかと思ったよ。」


「ダメ。……死んじゃ」



「いや、冗談だよ(笑)」


「むぅ…
また…ひさし…からか…うー」



今日はやけに美羽が喋ってくれる


ちょっとまだつまってるけど






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