最後の恋なら




俺は何回も失敗をしては
捨てられたソフトクリームにさよならを告げ

形が整うまで一生懸命巻いたよ?


そんな俺を見てか茉愛菜さんはこんなことを言い出す



「なんかやけに真剣だね」


そう、


俺が真剣なのには理由がある



「このソフトクリームを彼女に作ってあげるのが
俺のひそかな夢なんですよ」



俺は優しく微笑むと



「ふーん」



また冷たくなる茉愛菜さん



こりゃ彼氏がいない感じだな





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