初恋キャラメリーゼ



「そ、それはどういう意味・・・?」


おそるおそる問うあたしに、




「帰さないって意味」


そういってやつは意味ありげに笑った。

あたしは当然のごとく真っ赤になった。




キャラメル色の髪の毛。

キャラメル色のカーデ。


甘いように見えて、ほろ苦い。



そんな君の隣に、いやって言われてもずっといるから。





「すみれ、もう嘘つくなよ」


「うん、泰河もね?」



そう笑って、あたしたちは始まった。


だってもうあたしたちには必要ない。


嘘がなくても、お互いを想いあえるから。






END:)








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