『大切なもの…。』
それでも彼は…。
そう…


また『心』にウソをついたのだ。

今度は自分の『心』にウソをついて大切な人を傷つけていたのだ。



彼は…

私は独占したがる。

そして…

『一生、俺が幸せにしたいと思う』

と言ってくれる。


それに対して…

『私は、あなたを独占したくてもできないし、大切なものを壊したくは
ない。それなのに、あなただけ私を独占するなんて。
できないことを口にしないで』

と彼の優しい『心』を傷つけてきたのだ。


彼は懲りずに何度も何度も言ってくれた。


たくさん欲しいものはあるけれど、
一番ほしいのはキミだと。

愛していると。
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