Märchen Dinner Time

男の性格は幼い頃からとても歪んでおり、



変質的な趣向と思想を持っていた。



男の両親は男が成長するにつれて挙動が不審になり、



言動や感情の突起が荒々しくなったので恐怖心から男を屋敷に閉じ込めた。



男は最初こそ暴れはしたが、



両親が男の身の回りの世話をさせる為に残したメイド達が居たので



男は退屈しなかった。



数年後、屋敷に居たメイドは1人になった。



メイドはテレサと言い、男と同じく何処か歪んでいた。



テレサは弟を屋敷に呼んで良いか男に聞いた。



男はテレサを親友と呼び、快諾した。



弟はとても愛らしい笑顔で男に礼儀正しく挨拶をし、



姉であるテレサにも『一緒に働けるのが嬉しい』とはしゃいだ。



弟の名前はリック。



テレサが名付け親だそうだ。














男はこの愛らしい玩具が とても気に入った。
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