とあるSWEETな日常。


それから、何度かお忍びで様子を見に行ったりしていた。


その度に相川は生き生きとした目で仕事をしていて、なんだか俺まで元気になれるような気がしていたんだ。



──そんな彼女が、約一年後。



「本日付けで調理部から異動になりました、相川です。
未熟者ですが…よろしくお願いします」



…本社に異動だと?


一人怪訝な表情をしていると、専務が何故かニヤニヤと笑っている。


まさか……
アンタの差し金か、博子!?



『拓海お気に入りの相川さんと仕事してみたいわ~♪』

なんて言ってたもんな。


つか、お気に入りだなんて誰が言った!?勝手に決めるなよ!


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