まっすぐなキミにまっすぐな愛を。






「嬉しいに決まってるだろ…。」






あたしの耳元に顔を近づけて甘く優しく囁く先輩。




しゃべる度に息が耳にかかってなんだかジンとする。





「は…早く行こう!」





いつも以上に近い距離がなんだか恥ずかしくて先輩の腕からスルリと抜け出した。







だって…今、あたし



どーしょうもなく先輩とキスしたかった。





多分、触れるだけじゃ足りない






甘く深いキス。






何でだろ、あたし。







先輩と過ごす度にどんどん欲深くなってる気がする…。








先輩に触れたいのは前から当たり前だと思ってたけど






前とはちょっと違くて








自分が恥ずかしくなった。








こーゆうのって、男の人が思うコトじゃないの?









なんか…わかんなくなってきた。










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