スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
────────────・・・
その後、気まずい雰囲気を残したまま…ヒナを家まで送って行った。
その間、2人の間に会話は一切なく
ミラーに映るヒナを見ると、ずっと窓の外を眺めていた。
どこか遠くを見ているような…寂しい瞳。
それを見て、また胸が締めつけられる。
そして、ヒナの家から少し離れた所で車を停めた。
ヒナがドアを開け、ゆっくりと車から降りようする。
でも、なんて声をかけていいか…わからない弱虫な俺はなにも言葉が出てこない。
その時 急にヒナがこっちを見て、思ってもみない言葉を口にした。
「あたしにとって、ダイちゃんはなにがあっても特別だから……」