スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
────────────・・・
「いつもありがとう。おかげで助かったわ。資料はバレー部の子達に頼んで運んでもらうから、もう帰っていいわよ」
「あっ、はい」
早くダイちゃんのところに行かなきゃ!
「森本さん、なんかいいことでもあった?」
「えっ、どうしてですか?」
「なんだか、とってもいい顔をしてるから。なにも心配することなんてなかったわね…」
「えっ、どういう意味ですか?」
「いいから、いいから!早く帰りなさい」
この時は倉石先生の言ってることが、なに1つわかってなかった。
だけど…後から思えば、倉石先生は最初から全てを見抜いていたんだね──・・・