スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
その間にもあたしと光貴くんとの距離が縮まってくる。
「これ以上。近づいて来ないでっ!」
「どうして?ヒナちゃんのことが好きなだけなのに…」
恐怖のあまり体が石のように固まって、全く動かない。
「やっ!」
光貴くんがあたしの肩を掴んだ。
「怯えた顔もかわいくて好きなんだよね」
なに言ってるの。
怖い…怖くてたまらない。
体の奥から…ゾクッとするような恐怖が湧きおこる。
「その顔を見てるとさ…またキスしたくなるって言ったら怒る?」
イヤッ!もう絶対にされたくない。
誰か助けてっ!
ううん…ダイちゃん、早く助けて!!
キィ─────ッ
そこに1台の白い車が急ブレーキをかけて停まった。