スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜

「それじゃ…失礼します」


結局、ヒナは俺の方を見ることなく、職員室から出て行ってしまった。


朝に見た元気なヒナとは、まるで別人のようなテンションの下がった姿。


どうしたんだ?


「早川先生、早く行った方がいいですよ」


「……はい?」


倉石先生の顔にさっきまでの笑顔がなくなり、キリッと鋭い眼差しになっていた。


「何事も…大切なのはタイミングなんです」


「あの…なんの話ですか?」


急に話に登場してきた“タイミング”という単語のせいで


俺の頭の中は ?マークだらけになる。


「タイミングを逃したら…絶対に失いたくないって思う大事なモノを失くすことだってありますよ」
< 289 / 432 >

この作品をシェア

pagetop