スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
それから外に出て、図書館に通じる細い道を2人で並んで歩いて行った。
「あれが図書館で、その裏に礼拝堂があるんです」
「この間、そっちも歩いたはずなのに、全然気がつかなかった…」
いろんな部活が行われている賑やかなグランドとは、ちょうど反対方向にある図書館。
静かすぎるうえ…また、あたしとダイちゃんは沈黙になってしまった。
なにか話さなきゃって思っても、なにを話していいかわからない。
あぁ…どうしょう。
焦れば焦るほど…頭になにも浮かんでこなくて
自分のつま先を見ながら隣を歩いていると…突然
─────キュッ…