誠の桜に止まる蝶~沖田目線~
ちゅんちゅんと聞こえる鳥のさえずりで目が覚める。

隣には穏やかに眠る蝶。

喉も痛くなく、咳も気配がない。

どうやら風邪が治ったらしい。

蝶「こほこほ・・・」

すこし乾いた咳をする蝶。

総「やっぱりうつしちゃったか・・・」

僕は苦笑いでそっと蝶を抱き寄せる。

自然と僕の胸にすり寄ってくる。

総「本当に、蝶のこと僕は一生手放せないよ」

泣き虫な君も甘えてくる君も怒ってる君でさえ

僕はどうしようもないほど愛おしいんだから

総「蝶の風邪も治してあげるよ。」

そう言ってそっとおでこに口づける。

そのままうとうとと眠りにつく。

そう、幸せな眠りに。
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