誠の桜に止まる蝶~沖田目線~
そのあと宴会になった。

新八さんと平助が勝手に騒いでいただけだけど。

沙織がそっと僕の横に腰掛ける。

総「あれ左之さんは?」

沙「新八につかまってるわ」

総「なるほどね」

沙「ねえ総司?」

総「なに?」

沙「ありがとうね。」

総「僕なにかお礼言われるようなことしたかな?」

すると沙織はいたずらっぽく微笑む。

沙「いろいろとね。あ、そうだ。総司目をつぶって?」

総「え?」

沙「いいから!!」

わけがわからないまま目をつぶる。

するとそっと額に柔らかい感触が当たる。

総「え?今なにを?」

蝶「ええええええええ!?」

絶叫が聞こえた方向を見ると蝶が立っていた。

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