誘惑男子SS～誘惑は甘い罠～

「あ……っ、…課長…ぁふ…っ」



自らの腕の中で、艶めかしく腰を揺らす美奈子を満足気に見つめながら、澤崎が呟く。



「ずっと、こうしたかった…」



「…っ、嘘」



「嘘じゃない」



「…ん…っ、だって課長…ぁんっ…会社じゃ、そんな素振り、全然っ…」



「ばぁか。大人だから我慢してたんだよ。いちいち態度に出してたら、仕事にならんだろ。

ふっ…それでも頭の中じゃ、美奈子の服を何度引き裂いて欲望を遂げたか…数えきれない」



いつもバリバリと仕事をこなしていく冷静沈着な課長が、オフィスでそんないやらしいことを考えていたなんて…



「へ…、変態っ」



「ふっ。その言葉、萌える」