ねぇ、好き?
先輩に校舎案内の紙をもらって
あたしがこれから1年お世話になる教室に着いた。

あんまり
メンバーは集まっていないけど
ドアを開けた瞬間
教室にいた子たちの視線が
あたしに集中する・・・

恥!!!

とっとりあえず、席席・・・
あたしは
窓際の後ろから2番目!

超ラッキー席ジャン!
一人頭の中でガッツポーズ。
さすがに外に現したら
へんな人に見られちゃうし。

なんて思いながら、
席に座る。
慣れない化粧をしてるから
寝そべりたい気持ちをぐっと我慢・・・

という気持ちになってみたいが、残念ながらそんな
すごい化粧をしてるわけでもなく
マスカラをちょこっと縫っただけ。
だから
ふつーに
寝そべっちゃいましたぁ~てへ☆





教室が少しざわついてきた。
と、隣から
すーごい威圧感・・・
みるの怖いなー
でも見たいなー
なんて葛藤を繰り返していたら
「ねぇねぇ、あたしと友達にならない?」
と威圧感さんの方向から声をかけられたから
振り向かざるを得なかったかんじ。
あたしの学校は
男女きれいにとなりにされるから
威圧感さんは
男・・・
まぁとりあえず振り向いてみよう!
「よっ、よろしく!」
笑顔オーケー!
「あたし、晴香!晴香って呼んでね!」
「うん!あたしは奈々!奈々って呼んで?」
「もちろん!あっメアド聞いてもいい?」
「いいよ~」
メアド交換んんんんん!
てか、晴香ち・・晴香めちゃめちゃ可愛いんですけどぉーー
女のあたしが惚れちゃいそうだわー
栗毛の巻き髪にくりくりの目・・・
う~~~ん!うらやましい!
メイクもばっちり!あたしもこのくらいやったほうがよさげ?
「よし!オッケー!あっ!先輩きた!じゃあまたねー」
「うん!またねー」

友達1号は晴香だ!











そして入学式が終わり

教室に戻ってきたわけだが・・・



わーーーー
威圧感さんのまわりに
ひとがたくさん!

いいなぁ~

ギャル?という部類に入る人たちがたくさんいる!
威圧感さん人気ー

「ねぇ、あなた、名前なんていうの?」
わぉ・・・
威圧感さんギャル←名前付けてみた!
から話しかけられたぁ
「なっ、奈々!」
「ふぅ~ん、あたしは梅村かおる。昭和みたいな名前だから
あんまり気に入ってない名前だけど・・・かおるって呼べ!」
(えっ?今呼べって・・・?いきなり主導権握られた?)
「うっうん・・・?」
「ねぇ、奈々ケータイくれ」
「はっはい!」
(くれ・・・?あたし完全になめられてる!?)
「はい。登録しといたから。あと、あたし直人のこと別に好きじゃないから」
「直人・・・?」
「奈々の隣のこいつ。幼馴染なだけで、恋人~とか騒がれてうざいから先に言っといた。」
「うん。。。」




こういう風にして、晴香とかおると友達になりました。

てか、威圧感さん、直人って名前なんだぁ~
まぁイケメン苦手だしいいかぁ~
勝手にイケメンと決め付けましたが。


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