逢いたくて
目を覚ますと見慣れた部屋

目の前には渉がいた

「気がついた?」

「うん」

起き上がろうとしてとめられ再び寝かされる

「点滴してるから」

「うん…」

「譲さん」

「ん?」

「転院したよ。奥さんと」

よかった…。
奥さん間に合ったんだ…

渉の言葉に私は安心して目を閉じた
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