逢いたくて
「いじわる」

私がそう伝えると渉はにかっといたずらっこみたいに笑った

「うそだよ」

「はうっ!…あんっ!」

さっきよりも激しく動く指に翻弄され興奮がピークになるころ

その指は止まりはずされ

私も渉も一糸纏わぬ姿になった

そして

渉の1番熱いものがゆっくりと私にあてがわれる

「んっ!」

1番奥に到達すると渉は耳元で

「愛してる…咲」

いつも気持ちをぶつけてくれた

「結婚しよう…」

私の中で渉が激しく動く

「家族に…なろ…」

「ふうんっ…はぁんっ!」

私の手がシーツをぎゅっと握りしめるとその手を渉がとり大きな手で握ってくれた

「咲…愛してるっ…」





そして私の中に渉の熱い思いがはじけ

奥へ奥へと到達した

「はぁ…はぁ…」

乱れた呼吸を交えふたりそのまま抱きしめあう
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