もう一度君に恋したい

始まった長い夜

祥太とは、神社の鳥居の前で待ち合わせしている。

そこまで行くのに普通に行けば30分弱
だけど近道なら15分くらいでつく。
当然私は近道でいくつもり!

近道は車の通りが激しく、みんな飛ばして来るからちょっと怖いんだけどね



私は慣れた足取りで車が行き来する場所へ行った。




信号が中々青にならない。

ここの信号から神社の鳥居が見える
近くて遠い。





車が私の前を通り過ぎていく。




チッカ チッカ


あ、青になった。


私はゆっくりと歩きだす。

あとほんの100m
その先に祥太は待っている。





待ってて祥太、すぐに行くから!




一歩、また一歩私は足を前に出す。








その時だった








暗闇の中、眩しい光が私を照らす




その光の先の方を振り向くと
私の目の前に一台の車が……………











「しょ、祥太」










その一言を呟いた気がした。














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