死神の嘲笑
不眠症の薬というのは、服用すると必ず効能が現れるわけではない。

本人の神経が高ぶったりしていたら、眠れない場合もあるのだ。


この地に来てから、三回目の夜。

現世での自分は、どのように暮らしているのだろう。

それに、頭痛がひどい。


様々な理由で、朱理は眠りに落ちることができないでいた。

この世界では常に腹八分、食欲が湧かないらしく、『空腹時を避けてください』という能書きのある薬を服用している朱理にとっては都合が良い。

< 152 / 270 >

この作品をシェア

pagetop