死神の嘲笑
現れたのは、死神だけではなかった。

もう一人、友弥と同年代では、と思ってしまいそうな人物がいたのだ。

「すみません。遅れてしまって。こちらは次の管理者である死神ナンバー九十六さんです」

死神ナンバー九十六がペコリ、と会釈をする。

「死神王と色々とお話をしていたら遅刻してしまって。申し訳ありません」

深々と、死神は頭を下げた。

「いえいえ。僕達は結局、あなたの任務を遂行できなかったんですから、謝る必要はありませんよ」

すると、死神は驚くべきことを口にした。

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