キミといた。

少年とあたし




ゆっくりと目を開ける。


どうやらもう朝のようだ。



「ん…」



薄く目を開いた後にゴシゴシと擦る。


寝た気分が全くしないというのは何て不快なことだろうと思った。



この家に来ては毎回家族3人横に並んで川の字になって寝る。



両親は11時には寝ると言ったが、あたしは夜更かしが当たり前になっているから無理だと思った。


しかしそんなことは言っていられない。



息を合わせるかのようにみんな11時には就寝してしまったのだ。


臆病なあたしはもちろん1人で起きていることなど出来ず、布団に入ったはいいがもちろんのこと眠れない。


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